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エーリッヒ・クライバーのシューベルト5番、素晴らしい!! [ロマン派音楽一般]

シューベルトの交響曲第5番は、たくさんの演奏を聴いていますが、正直、ピンとくる演奏はあまり多くありません。

カラヤン、ベームやブロムシュテット、サヴァリッシュなど重鎮の演奏は、どれも、「帯に短し、たすきに長し」な気がします。もちろん、最近の古楽器風のアプローチは受け付けないので、こちらもダメ。

これは、やはり、この作品自体の持っている特性に関係しているような気がします。

この5番のシンフォニーは、モーツァルトの40番と同じ小さな編成であることに象徴されるように、形式的には古典派的な様式感があります。一方で、そこに盛られた内容は、まさにシューベルトと言えるロマンティックな色あいを持っていますよね。

こうした二重性が演奏的には、難しくしているのだと思います。
古典的な造形があり、そこに豊かなロマンの薫りが盛られている演奏!

個人的には、ワルターがコロンビア響を振ったディスクが大好きです。
かれこれ30年以上、この演奏を好んで聴いてきました。

最近、とてもいい演奏にめぐり合いました。
エーリッヒ・クライバーが北ドイツのオーケストラを振った演奏です。
Youtubeで見つけたのですが、これは、いい!! 息子のカルロスに引き継がれたリズム感の良さがワルターとは違った生き生きとした魅力を教えてくれます。

ぜひ、お聴きください。


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